2018年02月15日

Depending on the PC environment, "Application hang while the debugger startup", "LoadError" or "Rebase Error" may occur. To avoid this problem, add "-rebase ADDRESS" to the start option of PARTNER in the following steps.
  1. Start PARTNER-Jet2 Configuration (JetSet)
  2. Select a target project and move to "Startup options" tab.
  3. Add "-rebase" option to the text box on the bottom right in the Startup Options tab.
[Example]
-B01000000,32 -rebase 0x40000000
The recommended value of the address to be specified for "-rebase" option is different depending on the Windows version and type of the PARTNER Application (32-bit or 64-bit). The following table shows recommended values in the different environments.
PARTNERWin7Win8/Win10
32-bit version0x40000000 0x40000000
64-bit version0x070000000000x70000000000


2018年02月15日

使用するPCの環境によっては、『PARTNERの起動の途中でロック』したり 『LoadError』 や 『Rebase Error』 が発生する場合があります。 この現象を回避するためには、次の手順でPARTNERの起動オプションに "-rebase アドレス" を追加します。
  1. PARTNER-Jet2 環境設定を起動します。
  2. プロジェクトを選択して、[起動オプション設定]タブを開きます。
  3. [起動オプション設定]タブ内の右下のテキストボックスに -rebase オプションを追加します。
[例]
 -B01000000,32 -rebase 0x40000000
-rebase に指定するアドレスの推奨値はPARTNERの32bit版/64bit版のEXE種別とWindowsのバージョンにより以下の様になります。
PARTNERWin7Win8/Win10
32bit版EXE0x40000000 0x40000000
64bit版EXE 0x070000000000x70000000000


2018年01月30日

glibc のテストスイートを確認していた所、string/test-string.h にて以下のようなシンボルが使われていたのですが、このシンボルの出所が全くわからなくてしばらく悩んだので、その正体をメモしておきます。
extern impl_t __start_impls[], __stop_impls[];
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2017年12月18日

QEMU の Windows 版は、標準(エラー)出力が exe のあるフォルダ内の stdout.txt/stderr.txt というファイルに出力されてしまうので、コマンドラインから使う際には不便だと長年思っていましたが、これは SDL ライブラリのバージョン 1.2 の仕様だったようです。最近の QEMU はバージョン 2.0 に対応しているので、コンソールに出力されます。MSYS2 上でビルドする際などに、SDL 1.2 と 2.0 が両方インストールされていると 1.2 が優先されてしまう場合があるので、configure 時に --with-sdlabi=2.0 を指定しておくと確実です。

2017年12月11日

Windows 10 Fall Creators Update から WSL (Windows Subsystem for Linux) が使用できるようになり、Windows で Ubuntu 等の Linux バイナリが実行できるようになり、非常に便利です。
諸事情により、MSYS2 上から WSL 内の実行ファイルを実行したい場合に、MSYS2 はコマンドライン文字列中のファイルパスを勝手に変換してしまうため、正しく wsl コマンド経由で WSL 内部のファイルにアクセスすることができなくて悩んだので、その解決策のメモです。
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2017年03月01日

SOLID紹介記事の第二回目として、今回はSOLIDの特徴である「開発環境と実行環境一体化のメリット」と一体化により実現できた「アドレスサニタイザ」について、その機能や仕組みの解説も交えて紹介いたします。

開発環境と実行環境一体化のメリットとは?
iPhoneアプリは”Mac PCと統合開発環境であるXcode”が、Windowsアプリは”Windows PCとVisual Studio” さえあれば、ソフトのコーディング、コンパイルからデバッグまで一連の作業が行える、シンプルで応用的な開発環境になっていると思います。
一方で組込ソフト開発現場では、統合開発環境、コンパイラ、OS,デバッガといったツール類は、各々高機能化が進んでいるものの、その豊富な(複雑な!)機能を使いこなすためには単にツールを揃えただけでは不十分です。むしろ高機能になりすぎて、ツールの組み合わせに制約が生じてしまう等、シンプル化とは反対方向に進んでいるのかもしれません。

「組込開発向けでもシンプルで気の利いた開発環境が作れないか?」続きを読む

2017年02月15日

昨年に発表したソフトウェア開発プラットフォーム”SOLID”、2017年前半に提供予定で開発が進んでいます。最初に提供するものは、出来るだけ多くの皆さまに"SOLID"を体験して頂けるよう、ボードとRTOS/BSP、そして開発環境をセットにし、低価格パッケージとして用意を進めています。提供が近づいてきた"SOLID"、この KMC Staff Blogを通じて、これから順に紹介していきたいと思います。 ということで、今回はまずSOLIDというプラットフォーム全体を眺めてみることにしましょう。

SOLIDとは、
コンパイラ、デバッガを含んだIDEと、ARMで動作するRTOSベースの実行環境がセットになった新しい開発プラットフォームです。
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2017年02月01日

手元にあった弊社製の古い評価ボード KZM-ARM11-01(※1) で、musl libc のテストスイートを、開発中のバージョンの exeGCC(※2) でコンパイルして動かしてみた所、最適化オプション Os だと一部テストが FAIL するが、O2 だと PASS するという現象が発生しました。それだけだとよく聞くような話ですが、分割コンパイルしていて、別ファイルのコードを変更すると、アセンブラソースもオブジェクトファイルも全く同じなのにリンクすると期待通り動かなくなるなど、奇妙な挙動にだいぶ悩まされました。

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2016年11月21日

お久しぶりです。だいぶ間が空いてしまいました。その間、全身性エリテマトーデス(SLE)という、免疫が狂って自分自身を攻撃してしまう原因不明の難病を発病し、半年ほど休職していたりと色々ありましたが、なんとか職場復帰することができました。またよろしくお願いします。

そんなこんなで浦島太郎状態なのですが、QEMU のサイトを久しぶりに見てみた所、Docker という仮想化技術を使用して QEMU の Windows 用バイナリをビルドできるようになったそうなので、試してみました。
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2016年02月18日

MSYS2 を試してみた所、LLVM/Clang が比較的簡単にビルドできましたので紹介します。以前紹介した、VisualStudio でビルドする場合と比較すると、
  1. LLVM/Clang のビルドに必要な、GCC、CMake、Python、GNU Make などの各種 GNU ツールが、Linux の APT や Yum のようなパッケージマネージャ(MSYS2 は Arch Linux の pacman を採用)でインストールできるので、環境構築や管理が楽。
  2. VisualStudio は比較的大きく、有償(無料の Express エディションもありますが、常用には登録が必要)のソフトウェアなので、比較的コンパクトで自由なソフトウェアである MSYS2 の方が色々楽。
  3. GNU 環境のコマンドライン操作に慣れている人には、MSYS2 の方が楽。
などの利点が考えられます。
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2015年12月02日

Xilinx さんが公開している QEMUは Linux ホストのみサポートなのですが、一応ごにょごにょしてみたら Windows でも MinGW-w64 環境で動作させることができたので、メモを残しておきます。(ちゃんとした修正では無いことを、ご了承ください。)

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2015年10月09日

GNU ld が ARM ターゲットのプログラムのリンク時に以下のような警告を出すケースに遭遇しました。(XXX.out は ELF ファイル名)
C:/PATH/TO/ld.exe: XXX.out: warning: sh_link not set for section `.ARM.exidx'
普通は出ない珍しい警告で、日本語ではほとんど情報が無くて調査に苦労したので、メモしておきます。
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2015年10月06日

Design Solution Forum 2015 で、LLVM と GCC の違いや、弊社の(現在開発中の)ARM64 用 PARTNER デバッガのアセンブラ/逆アセンブラ表示に LLVM を使用した事例などを紹介(35 分)してきました。
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2015年07月23日

過去に何回か似たような記事を書いてますが、それのアップデートです。

内容的には、以下とほとんど同じ内容です。このツールの組み合わせでビルドが成功したというメモです。

LLVM 3.5(git リポジトリ)をMS VC++でビルド (2014/3/6)

(2015/9/4 追記: 下記手順で Express 2015 for Windows Desktop と LLVM 3.7.0 でもビルドと動作を確認しました。リンク先、中央の Community 2015 ではなく、下の方の Express for Windows Desktop からダウンロードしてください。)

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2015年07月15日

不具合原因の詳細や、根本的な対策まではわかっていませんが、とりあえず現象と回避策を整理がてら記しておきます。

- 現象

Ubuntu 14.04/15.04 64bit (x86_64)上で Windows で動作する sh-*-elf ターゲットのクロス gcc を、Ubuntu の MinGW ツールチェーンでカナディアンクロスビルドすると、その gcc で特定パターンをコンパイルした時に、コンパイラ内部エラー(ICE)が発生する不具合がある。

gcc 4.8.4/4.8.5/4.9.2/4.9.3 で確認。32bit (x86) exe でも 64bit (x64) exe でも同じ結果。4.9.x が特に起こりやすく、libgcc の fp-bit.c コンパイル時に ICE が発生する。(後述するが、再現コードも作成できた。)4.8.x でも locale-inst.cc に -O2 以上の最適化で発生する。これらは Linux 上でネイティブ動作する sh のクロス gcc では発生しない。ソースや依存ライブラリ、configure 時のオプション等は、host の設定以外は全て Windows 向けと同じ。(また、Ubuntu 14.04 と 15.04 ではネイティブ、MinGW 共に gcc のバージョンが異なるが、あまり関係無いようだ。)

- 現状の回避策

32bit の Ubuntu (i386)上でカナディアンクロスビルドする。

- 原因の予想

おそらく gcc のカナディアンクロスビルドシステムにバグがある。特に、64bit Linux のネイティブ gcc は long が 64bit なのだが、MinGW gcc は 32bit でも 64bit でも long が 32bit (LLP64 モデル)なので、(gcc が LP64 モデルの Linux 上で使われてきた歴史を考えても)そのようなマイナーなパターンの対策は不十分な可能性が高い。また、sh のバックエンドの sh.md ファイルの記述のしかたにも問題があると思われる。具体的には、Tbit 操作のために 0x80000000 という定数が必要なようなのだが、md ファイル内では 10 進符号付整数しか記述できないようで、(const_int -2147483648) という、32bit の INT_MAX(2147483647)を超える即値が記述されている ※1。さらにややこしいことに、md ファイルは、genrecog という gcc の内部ツールにより、insn-recog.c に変換されてビルドされるのだが、この genrecog はビルド途中でネイティブ gcc でビルドされて作られ、一方 insn-recog.c は MinGW gcc でビルドされるのだが、その際の long の長さの違いが考慮されていない可能性が高い。

※1 C コンパイラは、通常はトークン単位で処理を行うため、仮に - が付いていても、- と 2147483648 は独立して処理されるので、問題が起こることがある。そのため INT_MIN は、通常は (-INT_MAX-1) のように定義されることが多く、MinGW gcc の limits.h もそうなっている。

詳細は以下になります。
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