2009年07月21日
高尿酸血症にご注意
こんにちは、若槻です。今回は決意表明もかねて、健康に関する話を書きたいと思います。(公式ブログに書いてしまえば、イヤでも生活改善をやらざるを得ないでしょう… 苦笑。)
会社の人間ドックの血液検査で、尿酸値が高いと言われてしまいました。なんと尿酸値が 9.6 mg/dL もありました。7.0 mg/dL 以上が高尿酸血症で、9.0 を超えたら薬による尿酸値の管理が必要になるレベルなのだそうです。また、血液中に尿酸の結晶ができやすくなるので、動脈硬化や腎臓結石などのリスクも高まります。
会社の人たちに話したら 「お前まだ 20 代やろ(笑)」と笑われてしまったのですが、どうやらこの数字は笑い事では無い数字のようです。ここまで数値が高いと、いつ通風発作が起こってもおかしくありませんし、腎臓にダメージが蓄積し、最悪の場合は腎不全まであるそうです。
# 近所の薬局に行き、何かサプリメントでも無いのかと薬剤師の人に「尿酸値を下げる何か良いものありませんか ?」と相談し、数値を話したところ 「すぐに病院に行きなさい!10 近いなんて、いつ発作起こってもおかしくないですよ。1 週間歩けなくなりますよ!それはもう健康茶とかでなんとかなるレベルではないし、薬は一般薬局では扱ってません。とりあえず 1 日 1 万歩歩くと、わりとすぐに尿酸値は下がるみたいですね」と散々脅かされてしまったので、少し調べた結果をまとめてみます。
とりあえず正式な結果待ちなのですが(人間ドックの簡易結果説明の時、そう言われました)、ぼやぼやしてないで今すぐにでも改善のための努力を始めないとマズそうです。というわけで、以下のような対策を心がけることにしました。(人間ドックのパンフレットや、wikipedia.ja:高尿酸血症などのネット上の情報のうち、評価が定まっている様子のものを参考にしました。)
※ 注意 : あくまでも私の主観(実行のしやすさなど)なので、この情報を鵜呑みにはしないでください。高尿酸血症のメカニズムはいまだにはっきりしていないそうなので、個人差が大きく、他人に効果があった健康法が他の人にも効果があるとは限りません。(無難なものしか選んでいないつもりではありますが。)食品一つ取っても、あるウェブサイトでは通風に良いと書いてある食品が、別のサイトでは危険と書いてあることさえあります。(調理法などによっても変わるそうです。尿酸は水に溶けるので、基本的にはゆでる調理を中心にすると良いそうです。)
また、通風の発作は、尿酸値ももちろん重要ですが(7.0 mg/dL 以上は血液に溶けないので、結晶化し、腎臓や足の親指の関節などにダメージがくる)、むしろ体内の尿酸の濃度が不安定(結晶化しやすい状態)な時に起こるそうです。なのであまり急激にいろいろやりすぎると、逆に危険なのかもしれません。(私の場合は、もともと行っていた生活習慣が大半なので、新しく始めることは、心持ち食品に気をつけて、アルコールを止め、運動するぐらいですね。)
・ 水分を取る
尿酸は、尿からしか排出できないので、特に汗をかきやすい夏場や夜寝る前には、水分をきちんと取ることが非常に重要です。尿を出さない限り、体内の尿酸値は下がりません。(汗では駄目。)通風の発作が夜間に起こりやすいのも、これが関係しているようです。
# 私はもともと水をたくさん飲む生活習慣があるので、数値が高くても、これまで通風発作を起こさなくてすんだのかもしれません。
・アルコールを摂取しない。
ビールが悪いというのはよく聞く話ですが、それは論外としても、アルコール自体が尿酸の排出を妨げ、尿酸値を上がる作用があるそうなので、原則としてアルコールは摂取しないことにします。
・運動する。
1 日 1 万歩を目安に、定期的な運動をすることが、何よりも尿酸値の改善に役立つようです。とりあえず通勤を歩きにして、仕事が終わった後に 1 時間程度歩くことを日課にしようと思います。
ただし、筋肉痛(筋肉の破壊)が起こる強度の運動を行うと、逆に尿酸値が増えてしまうそうです。(筋肉を再生する際の副産物として尿酸が作られてしまうのだそうです。)散歩や水泳など、比較的強度が低い運動を行うと良いみたいです。
・バナナと牛乳を摂取する。
もともと私は毎日バナナを食べる習慣があるのですが、バナナは通風に良いそうです。また、豆乳も健康のために飲んでいたのですが、大豆はわりとプリン体が多いそうなので、牛乳に変えようと思います。牛乳は尿酸値を下げ、腎臓結石などを避ける効果もあるそうです。
・プリン体が多い食品を控える
詳細は多すぎるので、病院のパンフレットや、ウェブサイトなどを参考にしてください。
ただし、尿酸の 6 割は体内で生成され、それがうまく排出できないために高尿酸血症になるケースが日本人の過半数なのだそうです。なのであまり食品に神経質になってもしかたがない(特定の食品を避けるよりも、バランスよく多品種を食べる方向に気を使った方が良い)のですが、気をつけるにこしたことはありません。
肥満や内臓脂肪も高尿酸血症の原因になるそうですし、ただでさえ酷使されている腎臓の負担を少しでも減らすために、脂肪が多い肉類(たんぱく質)などを取りすぎるのは避けた方が良さそうです。
納豆はプリン体が多いそうなのですが、私は 2 日に 1 パック程度しか食べないので、これぐらいは問題無いみたいです。(人間ドックの時に医師に相談しました。)
・ストレスを溜めない
今までは、主にアルコールでストレスを解消していたのですが、これは上記したように良くないので止め、代わりに歩くなどの運動でストレスを解消しようと思います。
高尿酸血症は、成人男性の 20 % ほどが対象となる、比較的ポピュラーな症状のようです。自覚症状が無いため軽視されがちですが、放っておくと、たとえ発作が起きなくても、場合によっては腎臓に慢性的なダメージを与え続けることになる、危険な状態です。
一病息災、今回の件を災難と思わずに、生活を改善するための良いきっかけになったと前向きに考えることにします。実際に、まだ数日ですが、毎日歩くようにしたところ、身体の調子が良いですし、目覚めも良くなった感じです。職業柄、慢性的な運動不足だったのが少しは改善されたのかもしれません。
健康第一、今日もはりきって働きましょう!
会社の人たちに話したら 「お前まだ 20 代やろ(笑)」と笑われてしまったのですが、どうやらこの数字は笑い事では無い数字のようです。ここまで数値が高いと、いつ通風発作が起こってもおかしくありませんし、腎臓にダメージが蓄積し、最悪の場合は腎不全まであるそうです。
# 近所の薬局に行き、何かサプリメントでも無いのかと薬剤師の人に「尿酸値を下げる何か良いものありませんか ?」と相談し、数値を話したところ 「すぐに病院に行きなさい!10 近いなんて、いつ発作起こってもおかしくないですよ。1 週間歩けなくなりますよ!それはもう健康茶とかでなんとかなるレベルではないし、薬は一般薬局では扱ってません。とりあえず 1 日 1 万歩歩くと、わりとすぐに尿酸値は下がるみたいですね」と散々脅かされてしまったので、少し調べた結果をまとめてみます。
とりあえず正式な結果待ちなのですが(人間ドックの簡易結果説明の時、そう言われました)、ぼやぼやしてないで今すぐにでも改善のための努力を始めないとマズそうです。というわけで、以下のような対策を心がけることにしました。(人間ドックのパンフレットや、wikipedia.ja:高尿酸血症などのネット上の情報のうち、評価が定まっている様子のものを参考にしました。)
※ 注意 : あくまでも私の主観(実行のしやすさなど)なので、この情報を鵜呑みにはしないでください。高尿酸血症のメカニズムはいまだにはっきりしていないそうなので、個人差が大きく、他人に効果があった健康法が他の人にも効果があるとは限りません。(無難なものしか選んでいないつもりではありますが。)食品一つ取っても、あるウェブサイトでは通風に良いと書いてある食品が、別のサイトでは危険と書いてあることさえあります。(調理法などによっても変わるそうです。尿酸は水に溶けるので、基本的にはゆでる調理を中心にすると良いそうです。)
また、通風の発作は、尿酸値ももちろん重要ですが(7.0 mg/dL 以上は血液に溶けないので、結晶化し、腎臓や足の親指の関節などにダメージがくる)、むしろ体内の尿酸の濃度が不安定(結晶化しやすい状態)な時に起こるそうです。なのであまり急激にいろいろやりすぎると、逆に危険なのかもしれません。(私の場合は、もともと行っていた生活習慣が大半なので、新しく始めることは、心持ち食品に気をつけて、アルコールを止め、運動するぐらいですね。)
・ 水分を取る
尿酸は、尿からしか排出できないので、特に汗をかきやすい夏場や夜寝る前には、水分をきちんと取ることが非常に重要です。尿を出さない限り、体内の尿酸値は下がりません。(汗では駄目。)通風の発作が夜間に起こりやすいのも、これが関係しているようです。
# 私はもともと水をたくさん飲む生活習慣があるので、数値が高くても、これまで通風発作を起こさなくてすんだのかもしれません。
・アルコールを摂取しない。
ビールが悪いというのはよく聞く話ですが、それは論外としても、アルコール自体が尿酸の排出を妨げ、尿酸値を上がる作用があるそうなので、原則としてアルコールは摂取しないことにします。
・運動する。
1 日 1 万歩を目安に、定期的な運動をすることが、何よりも尿酸値の改善に役立つようです。とりあえず通勤を歩きにして、仕事が終わった後に 1 時間程度歩くことを日課にしようと思います。
ただし、筋肉痛(筋肉の破壊)が起こる強度の運動を行うと、逆に尿酸値が増えてしまうそうです。(筋肉を再生する際の副産物として尿酸が作られてしまうのだそうです。)散歩や水泳など、比較的強度が低い運動を行うと良いみたいです。
・バナナと牛乳を摂取する。
もともと私は毎日バナナを食べる習慣があるのですが、バナナは通風に良いそうです。また、豆乳も健康のために飲んでいたのですが、大豆はわりとプリン体が多いそうなので、牛乳に変えようと思います。牛乳は尿酸値を下げ、腎臓結石などを避ける効果もあるそうです。
・プリン体が多い食品を控える
詳細は多すぎるので、病院のパンフレットや、ウェブサイトなどを参考にしてください。
ただし、尿酸の 6 割は体内で生成され、それがうまく排出できないために高尿酸血症になるケースが日本人の過半数なのだそうです。なのであまり食品に神経質になってもしかたがない(特定の食品を避けるよりも、バランスよく多品種を食べる方向に気を使った方が良い)のですが、気をつけるにこしたことはありません。
肥満や内臓脂肪も高尿酸血症の原因になるそうですし、ただでさえ酷使されている腎臓の負担を少しでも減らすために、脂肪が多い肉類(たんぱく質)などを取りすぎるのは避けた方が良さそうです。
納豆はプリン体が多いそうなのですが、私は 2 日に 1 パック程度しか食べないので、これぐらいは問題無いみたいです。(人間ドックの時に医師に相談しました。)
・ストレスを溜めない
今までは、主にアルコールでストレスを解消していたのですが、これは上記したように良くないので止め、代わりに歩くなどの運動でストレスを解消しようと思います。
高尿酸血症は、成人男性の 20 % ほどが対象となる、比較的ポピュラーな症状のようです。自覚症状が無いため軽視されがちですが、放っておくと、たとえ発作が起きなくても、場合によっては腎臓に慢性的なダメージを与え続けることになる、危険な状態です。
一病息災、今回の件を災難と思わずに、生活を改善するための良いきっかけになったと前向きに考えることにします。実際に、まだ数日ですが、毎日歩くようにしたところ、身体の調子が良いですし、目覚めも良くなった感じです。職業柄、慢性的な運動不足だったのが少しは改善されたのかもしれません。
健康第一、今日もはりきって働きましょう!
トラックバックURL
コメント一覧
1. Posted by h_sakurai 2009年07月21日 13:23
うちのおじちゃんは、血尿が出て、検査したら腎臓結石が。。。
片方の腎臓を取りました。
ということで、塩分控えめで血圧あげないとか、食生活にはだいぶ気を使ってるようです。
いろいろな病気あるけど、普段からの節制が重要なんだなぁっと思います。
でも、それがストレスになってまいってしまったら元も子もないですけど。
うまいものをちびり、ちびりよく味わって食うのがいいのかなっ?
片方の腎臓を取りました。
ということで、塩分控えめで血圧あげないとか、食生活にはだいぶ気を使ってるようです。
いろいろな病気あるけど、普段からの節制が重要なんだなぁっと思います。
でも、それがストレスになってまいってしまったら元も子もないですけど。
うまいものをちびり、ちびりよく味わって食うのがいいのかなっ?
2. Posted by 若槻 2009年07月21日 13:31
> h_sakurai さん
コメントありがとうございます。腎臓は怖いですよね。
私の場合は、身体が危機感を感じているのか、最近自然と薄味を好むようになり、水をたくさん飲むようになり(一時期は糖尿病を疑ったほど… 糖尿は問題ありませんでした)、お酒や肉などもあまり食べたい飲みたいと思わなくなってきました。なので節制自体はそれほどストレスにはならずにすみそうです。人体って不思議ですね。
# 数値として異変を認識した後ではなおさらです。
善玉コレステロールの値が低かったので、肉より魚を取るようにと言われたのですが、魚ってけっこうプリン体多いんですよね。そんなこんなで気にはなる場合も多いですが、あまり神経質にはならないで行こうと思います。
コメントありがとうございます。腎臓は怖いですよね。
私の場合は、身体が危機感を感じているのか、最近自然と薄味を好むようになり、水をたくさん飲むようになり(一時期は糖尿病を疑ったほど… 糖尿は問題ありませんでした)、お酒や肉などもあまり食べたい飲みたいと思わなくなってきました。なので節制自体はそれほどストレスにはならずにすみそうです。人体って不思議ですね。
# 数値として異変を認識した後ではなおさらです。
善玉コレステロールの値が低かったので、肉より魚を取るようにと言われたのですが、魚ってけっこうプリン体多いんですよね。そんなこんなで気にはなる場合も多いですが、あまり神経質にはならないで行こうと思います。