2009年11月05日

緑内障にご注意

健康診断の時、尿酸値が非常に高いという指摘をされたという話を以前書きました。
こちらは、当然現在も治療を継続中です。ザイロリックという尿酸の生成を抑制する薬を毎日 1 錠、そして毎日 1 時間程度の運動(ウォーキングやランニング) を続けています。人間ドックの時は 9.6 あった尿酸値も、今では 7.2 にまで下がりました。

(それでもまだ危険水域ですが。ちなみにこの検査結果は 2 ヶ月前のものなので、今ではもっと下がってるかもしれません。薬を一回に 3 ヶ月分もらえるので、病院に行くのは 3 ヶ月に一度なもので。)

実はそのとき、視神経乳頭陥凹という耳慣れない指摘もされていたのです。これは、緑内障の典型的な症状なのだそうです。
(まだ 20 代なのに、若い人には珍しい病気を二つも…)



三ヶ月前に、一回目の検査を受けたところ、既に視野が欠け始めている兆候が見られると言われました。
そして昨日、二回目の検査を受けたところ、同様の視野の欠けが再現されたので、緑内障の治療を開始しました。

まだ若いということもあり、視野は欠けているのは確かなのだが、まだ典型例というまでにははっきりとは欠けていないグレーゾーンなのだそうです。このまま半年ぐらい何もしないで経過を観察するというのも提案されたのですが、少しでも治療開始は早い方が良いだろうと判断し、決断しました。

(もしかしたら生まれつきの陥凹や、視野の欠けで、放っておいても大丈夫という可能性もあるにはあるのですが、治療を開始したら、薬によって進行が抑えられているのか区別が付かなくなります。しかし、一度失われた視神経は二度と回復しないので、手をこまねいてだらだらと不安でいるよりも、すぱっと治療を開始して安心した方が良いだろうと。長ければ、これから 60 年以上使うかもしれない目なのですから。)

緑内障は、一般には、何らかの原因により眼圧が高くなり、目の奥の視神経のたばの部分が眼球内部から押しつぶされてじわじわと破壊され (視神経乳頭陥凹)、視野が狭くなっていくという病気です。視野の欠けはじわじわと進行するため、初期は自覚症状がほとんどなく、自覚症状が出てきたころには中期から末期にまで進行しているようです。

しかも私の場合は、眼圧は正常なので、おそらく人間ドックなどで眼底検査までやらないと発見は難しかったため、今まで発覚しなかったようです。ちなみに日本人の緑内障の 6 割は、この正常眼圧緑内障なのだそうです。

視神経の強さは人によって異なるので、若い人でも、極端な例では赤ちゃんでも、正常眼圧でさえ視神経が破壊されてしまう場合があるのだそうです。正常眼圧緑内障の人は、さらに目薬などで眼圧を下げて、進行を遅らす必要があります。(現代の医学では、完治させることも、破壊された視神経を再生させることもできないそうです。)

もらったのはトラバタイズという目薬で、2007 年に認可された比較的新しい薬のようです。
しかし、目薬は難しい… 眼科のサイトなどを参考にして、正しいやり方でやってるつもりなのですが、なかなかちゃんと入りません。

この薬は、眼圧を下げるとともに、目の血流を増やして神経を保護するそうです。なので今は白目が真っ赤に充血しています。1 〜 2 ヶ月ぐらいで、これは落ち着くとの話でした。また、目の周りにこぼれた目薬が、目のふちを黒ずませるなどの副作用があるので、入浴の 10 分前などに点眼し、余計な目薬を洗い流すようにすると良いそうです。

(最近、目の疲れが酷いので、オークリーのプルトナイトという、色が入った偏光レンズの眼鏡をかけているので、充血は目立たないとは思いますが。ちなみに偏光レンズは大変素晴らしいので、PC での作業が多い人におすすめです。劇的に目の疲れが減ります。)

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