2011年12月06日

KZM-A9-DualボードのAndroid4.0でタッチパネルが使えるようにする

前回、KZM-A9-DualボードでAndroid4.0を動かす方法を紹介しましたが、そのときはまだタッチパネルが使えませんでした。android-portingのメーリングリストで情報を見つけ、なんとかタッチパネルを使えるようにしたのでそれを紹介します。



タッチパネルは反応はしているのですが、どうも動きがおかしい。なぜか小さな丸い円が表示されて、それがタッチに連動して動く。それでクリックはできるけれども、ドラッグ操作はできないので最初のロック画面を解除できない。

入力イベントのところのソースコードを調べるとAndroid 2.3の頃と構成が変わっていました。タッチパネルに関しても扱う種類が増えていました。

今日android-portingのメーリングリストで以下の投稿を見つけました。

android-porting: New technical documentation about the input system

これによると、今の動作はdeviceTypeがtouchScreenでなくてpointerになっていると考えるとつじつまが合います。

Input Device Configuration Filesにしたがってデバイスのコンフィグファイルを作成して、明示的にdeviceTypeを指定しました。

/system/usr/idc/kzm9d_touch.idc

touch.deviceType = touchScreen

正式対応は仕様どおりにタッチパネルのデバイスドライバを修正することですが、とりあえずこれでタッチパネルで操作できるようになりました。



他にもタッチパネルについて調べた人がいました。

ICS な PandaBoard でタッチパネル付き液晶(HM-TL10T)を使う



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