kzm-a9-dual
2012年10月23日
開発ボードでカーネルをいじるときには、rootfsとしてLinaroのサイトにあるnanoやALIPを私はよく使用します。
これらの便利なところは、起動するとすぐにシリアルコンソールにrootで自動ログインしてshellのプロンプトが出るところです。しかも、rootfsの中では、明示的にシリアルコンソールのデバイス名を指定しなくても自動で判別してくれています。
これがどのような仕組みになっているのかを少し調べました。そのメモを残します。
2012年04月19日
U-bootの起動シーケンスを見てみます。
なお、今回の記事はKZM-A9-Dualボードで使用した2009年のU-bootに基づいています。最近のリリースのU-bootではファイル構成もリロケーションのしくみもかなり変っていました。これについては後日とりあげます。
2012年04月12日
JTAGデバッガがもっとも活躍するのは、できたばかりのボードの初期化コードを開発するときです。最近のLinuxのブートローダとしてはU-bootがよく使われます。KZM-A9-DualボードもU-bootを使っています。そこで、KZM-A9-DualボードのU-bootをPARTNER-Jetで追いかけてみることにします。
2012年03月13日
initrdの使い方がわかってきたので、その応用としてDebianをnetinstallしてみます。
以前に、「ARMのQEMUにDebianをnetinstallする」という記事を書きましたが、今回はQEMUでなくてKZM-A9-Dualボードで行います。
2012年03月12日
前回の「Buildrootで作ったルートファイルシステムをinitramfsでカーネルに組み込む」では、ルートファイルシステムとカーネルが一体化しているので、扱いは簡単ですが、ルートファイルシステムの内容を変更するたびにカーネルを再ビルドしなければなりません。カーネルはもう変更の必要がないのならば、カーネルとルートファイルシステムを別々にしておくほうがよい場合もあります。
2012年03月09日
Buildrootを使って簡単に最小限のルートファイルシステムを作ることができます。今回は、Linuxカーネルのinitramfsの機能を使ってこれをカーネルに組み込んで動かしてみました。
2012年03月07日
前回はbuildrootでuclibcを使ったルートファイルシステムを作りました。buildrootは長らくuclibc専用でしたが、最近はToolchainにcrosstool-NGを指定することで、glibcやeglibcを使うこともできるようになっています。今回はeglibcでルートファイルシステムを作ってみます。
2012年02月29日
概要
KZM-A9-Dualボードで、glibcベースで比較的軽量なルートファイルシステムを用いた Linuxを動作させる手順を説明します。
ルートファイルシステムには、ARM社が公開しているものを用いています。
2012年01月13日
先日の"KZM-A9-DualボードでAndroid 4.0.1(Ice Cream Sandwich)を動かす "の記事のとおりにAndroid 4.0.3を試したら、いくつか追加の修正が必要だったので、整理しつつ再度メモを載せます。