tuning

2009年09月04日

これまで2回に渡ってDalvikVMのインタープリタの部分でFPU命令を使って高速化する変更方法を紹介しました。

残りのCの部分で書いてある部分もコンパイルオプションを変えればFPU命令を使うようになるはずです。ソースをながめてみるとsetjmpの部分でFPUレジスタが退避されていなかったので、そのソース修正も合わせて紹介します。

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2009年09月02日

前回はDalvik VMのインタープリタのfloatの四則演算だけFPU命令を使うように修正してみました。今回はdoubleの四則演算でもFPU命令を使うように修正します。今回の修正で私が即席で作った速度測定プログラムをエミュレータで実行したところ、約260msecかかっていたものが約85msecにまで短縮できました。これは結構効果がありそうです。

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2009年08月31日

AndroidのDalvik VMではJavaのバイトコードから変換されたDXコードというものをインタープリタで実行しています。DXコードの中には浮動小数点演算を行うための命令もあるのですが、現状のDalvik VMではFPU命令を使わずにすべてソフトウェアによる浮動小数点演算のライブラリを呼び出しています。

Android SDKのシミュレータでは実はkernelとqemuはVFPが有効になっているのでFPU命令を使うことができます。そこでインタープリタのコードの浮動小数点の四則演算の部分をFPU命令を使うように書き換えて少し高速化してみました。

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2009年08月14日

ARM11のCP15にパフォーマンスモニタがあり、そのサイクルカウンタを利用して簡単にプログラムの2点間の時間を計測することができます。

計測用の関数を手軽に使えるようにソースコードを一つのヘッダファイルにまとめてみました。

ある関数を複数の方法で実装して、どちらが速いかを比較する場合に便利です。

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